since Aug.2009.......「声低く語れ(parla basso)」というのはミケランジェロの言葉です。そして林達夫の座右の銘でもありました。 ふだん私は教室でそれこそ「大きな声で」話をしている気がします。そうしないといけないこともあるだろうと思います。けれども、本当に伝えたいことはきっと「大きな声」では伝えられないのだという気がします。ということで、私の個人のページを作りました。
「外科医はだれしも自分の中に小さな共同墓地をもっており、ときおりそこを訪れ、祈りを捧げる――そこは苦渋と悔恨の場所であり、外科医はそこで自分が犯してきた失敗の数々の言い訳をさがさなければならない」
「苦しむ者のなかに
私の助言を求める者のなかに
人間を見ることができますように
富者か貧者かでもなく
友人か敵かでもなく
善か悪かでもなく
ただ人間だけを見ることができますように」
ひとの命の流れは一夜の夢のごとく
朝に生え出ずる青草のごとし
朝に花開きて栄え
夕べには、刈られて枯るるなり…
われらがすべての年のつくるは一息のごとし
われらが年をふる日は七十歳にすぎず
あるいは健やかにして八十歳にいたらん
されどその誇りと栄光とはただ勤労と偽りとのみ
そはたちまちにして断たれ、われらもまた飛び去れり…
願わくはわれらにおのが日を数うることを教えて
知恵の心を得さしめたまえ
(『外科の哲学』1951年 ルネ・ルリッシュ)
「苦しむ者のなかに
私の助言を求める者のなかに
人間を見ることができますように
富者か貧者かでもなく
友人か敵かでもなく
善か悪かでもなく
ただ人間だけを見ることができますように」
(モーゼス・マイモニデスの祈り)
ひとの命の流れは一夜の夢のごとく
朝に生え出ずる青草のごとし
朝に花開きて栄え
夕べには、刈られて枯るるなり…
われらがすべての年のつくるは一息のごとし
われらが年をふる日は七十歳にすぎず
あるいは健やかにして八十歳にいたらん
されどその誇りと栄光とはただ勤労と偽りとのみ
そはたちまちにして断たれ、われらもまた飛び去れり…
願わくはわれらにおのが日を数うることを教えて
知恵の心を得さしめたまえ
(詩篇九十篇)
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