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since Aug.2009.......「声低く語れ(parla basso)」というのはミケランジェロの言葉です。そして林達夫の座右の銘でもありました。                        ふだん私は教室でそれこそ「大きな声で」話をしている気がします。そうしないといけないこともあるだろうと思います。けれども、本当に伝えたいことはきっと「大きな声」では伝えられないのだという気がします。ということで、私の個人のページを作りました。
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[  02/15  メモ:  ]
数学にしても英語にしても、あるいは現代文やその他にしても、その教科の「学力」を構成する力を明確にすること。

 たとえば数学は、
 数学的知識、計算力、数式の処理能力(同値関係についての認識や論理力を含む)、論理力、分析力、発想力、試行錯誤する力、具体的なものから抽象的なものをつかみ出す力、逆に抽象的・一般的なものを具体的に捉える力、図形・グラフなどの視覚的な対象のイメージ力・把握力…
 ざっと考えてもいろいろと出てくる。

 これはたとえば漸化式ができないから数列の極限ができないとか、三角関数の処理能力が不足して数Ⅲの微積分ができない、というような意味での数学的体系における内容的な構成要素とは違う。論理力がないから数学1Aの集合と論理のところを勉強する、ということではない。あらゆるところで学ぶことであり、また学ばない人は、あらゆるところで学ばない。

 単元別ではなく、こうした、なんと言ったらいいのだろう?「能力別」というべきか? そういう切り口で自分の力を分析し、対象化し、それを踏まえて学習するというあり方を作りあげることができれば、かなり大きな飛躍が可能になると思う。

**********

 現代文を読む力にしても、かなり多くの要素があるんだけどな。
 けれども現代文を「問題をとくため」に読んでほしくない。読み捨てにすべきではない。あれだけの文章を読み続けているのに、何もそこから汲み出さないのであれば、本当に現代文という教科が悲しむ。
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